ウソつきは誰か?-軽視庁編-

エエカゲンなガサ入れをした軽視庁は

   パクって行った物(押収物)を早く返せ!

平気でウソをつく軽視庁コーアン1課

2001年 1月15日
通巻 1065号

 警視庁は、昨年12月2日の編集部員自宅に続き、12月20日、編集部事務所にエエカゲンなガサイレを行った。編集部では、抗議声明を発表すると共に、押収品返還を求める準抗告を行ったが、警視庁は「即時返還すべし」との裁判所の裁定を恐れ、裁定前の1月16日に押収品を返還することを決めた。これは、警視庁みずから、ガサイレのエエカゲンさを認めたも同然である。
 編集部は、編集部員自宅からの押収物の早期返還を求めて、昨年末より警視庁に再三電話をかけ続けたのだが、この電話の過程でも今回のガサ入れがいかにエエカゲンなものであったかが、さらに明白になった。
 また、警視庁公安部は、平気でウソをつくこともわかった。こちらは、「人民新聞社の××です」と本名を名乗って電話をしているのに、「ヤマキタ」と名乗った公安一課・捜査員の名前は、ウソだったのだ。
 おまけに、ウソが判明したため、責任者である折笠警部(係長)に指摘すると、ナンと「あなたの聞き間違いじゃないですか?」ととぼけるのだ。
 ところがドッコイ!
 当方は、会話を録音していたため、公安1課のウソの証明には、明白な物的証拠まである(ただし、「録音していますよ」と相手にも伝えてあるので盗聴ではありません)。
 こんな連中に日本の公共安全を任せておいていいのかしらん?とマジに考え込まされた1コマであった。また、公安情報を鵜呑みにして垂れ流すマスコミにも衷心から御注意を申し上げる。
 今号では、重信氏逮捕関連捜査の「責任者」と自称する折笠警部ならびに「ヤマキタ」と偽名を使う捜査員との会話録音テープのハイライトを掲載、その一部を音声ファイルで公開(wav形式)する。

     自称「ヤマキタ」との会話  |  ウソがバレた会話(折笠クンの泣き言も聞けます)

 

ウソをとぼけるオリガサ付きの
捜査無責任者=折笠は
ウソつき捜査員と共にクビだ!

◆1回目の電話の要旨
(12 月 28日)
編集部:12月2日のガサでパクっていったモノはいつ返してくれるの?
折笠:ヒマと思われるでしょうが、年末は忙しいんです。担当者に言っておきます。21世紀に電話を下さい。


◆2回目(1月5日)


編集部:どうなってんの?
折笠:新年会とかいろいろ…。週明けには何とか目処を立てます。すみませんが、もう1度お電話を下さい。


《問題の3回目は、最後尾に》



◆4回目(1月10 日)


編集部:おいおい、どうなってんの?
折笠:もう少しお時間下さい。
編集部:何言ってんだヨ。押収してもう1ヵ月以上たってるんだヨ。
折笠:ガサを入れ過ぎて、押収物が多くて、まだ整理段階です。
編集部:オレの家のガサは、旅券法違反だけど、オレが関係ないってのはあんたもわかってんだろう?
折笠:それは、まだこれからやってみないとわかりませんね。
編集部:いったいどこを、どう調べてるの?
折笠:はっきり言いまして、組織的なものは、全部調べないとわからないものですから…。
編集部:組織的解明という名目であんたらが持って帰った物は、我が社のゼンコクセイジシンブンや他の機関誌で、どこでも手に入るもんじゃないか!だいたい、それくらいしか、持って帰るもん、無かったんだろ?
折笠:お見それしました。何処でも手に入るんですか?そういうものは、すぐにお返しします。でも他にフロッピーディスクとかあるでしょう?暗号化したやつとか…。
編集部:(??自宅押収物に暗号化したものはない)あんた勘違いしてるよ。暗号化した分は、事務所に全員マスクして押し入った時のだろう。それは、業務上の通信で、復号化したデータまで持って帰っただろう。あんた、ひょっとして、ナ〜ンにも押収物見てないんじゃないの?今、俺が聞いてるのは、オレの家に押し入った時の分だヨ。
折笠:あっ、そのことですか。それは今、解析中です。
編集部:オレの家からパクって帰ったフロッピーディスクは、ブッ壊れてたし、古い物やからいつでもエエ。早く返して欲しいのは、取材ノートなんだヨ。(代わりに記事を書いてくれるの?仕事にならんやんか)
折笠:そっ、そのノートが当方としては一番大事なので解析中なんですよ。
編集部:(??取材ノートが大事って?)・・それなら、コピーとったらエエやないか。コピーとって、ノート返してくれヨ。
折笠:実物じゃないとダメなんですよ。筆跡鑑定とかあるので……。
編集部:(ノートの文字は全部ワシの筆跡じゃ!)じゃあ、何時になったら返してくれるの?
折笠:今月一杯くらいかかりますね。つい先日(重信容疑者を)再逮捕しましたので、それとの関連も調べてみないといけないので……。
編集部:(こいつらほんまにアホや)ハーグ事件の時、オレまだ中学生だヨ!その時の旅券をオレがどうこうできると思ってんの?脳ミソ大丈夫?ガサもエエカゲン、調査もエエカゲン。楽に飯が食えるんだなあ。だったら、これも準抗告打たなしゃあないなあ。
折笠:いいですよ……。(声が引きつり気味に小さくなる)
編集部:オレや人民新聞編集部が、旅券法違反とは関係ないことは、わかってるんだろう?
折笠:それがわからないから解析してるんです。
編集部:解析すればするほど、関係ないってことが見えてくるだろ。
折笠:わからないんですよ。
編集部:あんた、1ヵ月間、一体何やってたの!(ほったらかしといたんじゃないやろなぁ?)
折笠:お宅のことだけやってるわけじゃありませんからね。突き合わせて、全体を把握しないといけないから…。(またも声が小さくなる)
編集部:じゃあ、取材ノートのコピーでいいから送ってくれヨ。仕事にならん。
折笠:それもできません。
(コピーとったら証拠が消えるんかい!)

 音声ファイル(wav形式)、1分26秒〕
編集部:来週くらいに返事するって言ったのはどうなったの?昨日だって「山北」って奴があんたが裁判所に行ってて、結果を教えてくれるって言ったよ。
折笠:ヤマキタ?(聞き取れるか聞き取れないかの幽かな声で「アイツ、飲み屋の名前言いやがった」)ヤマキタなんて者はウチにはいません。
編集部:(なんじゃそりゃ〜 )ヤマキタってのはいないの?
折笠:お宅の聞きマチガイじゃないですか?
編集部:あのな〜。この会話も昨日の会話も録音しているんだヨ。警視庁ってのは、平気でウソをつくんだね。
折笠:いいんですよ。捜査には関係ないですから。
編集部:エエカゲンにしろ!(ガチャ)


 さて、ここで、前日の録音を振り返ってみよう。

◆3回目(1月9日) 音声ファイル(wav形式)、1分48秒〕

編集部:どうなったの?
「ヤマキタ」と名乗る捜査員:担当者が今不在なので、後で電話させます。
編集部:週明けには目処が立つと言ってたじゃないか?
ヤマキタ:今、担当者が裁判所に説明に行ってますので…。裁判所で決定が出たら連絡させます。
編集部:準抗告の分はわかったけど、12月2日のオレの家へのガサの分はどうなってんの?もう1ヵ月以上も経つんだから早く返してくれヨ。必ず言っといてくれな。あんたの名前を教えてくれる?
山北:ヤマキタです。
編集部:下の名前はなんて言うの?
山北:(性急に)そんなん、いいでしょ。(後で考えると、とっさに困った訳だ)
編集部:よくないヨ。オレは名乗って電話してるだろ。アンタたちは全員マスクして押し入って来たけど、アンタらの取り調べのオトシ文句じゃないが、子どもや家族があんたらの仕事姿見たら泣くヨ。公務中の公務員がどうして名前名乗れないの?
山北:ヤマキタでいいでしょ。
編集部:あんた無礼な人だなぁ。もう1度確認するよ。公安1課・ヤマキタさんだね?
山北:ハイ。

 

 

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