反ガイドライン軍事情報

今日から総合訓練/日米共同指揮所演習
北熊本駐屯地で開始式

熊本日日新聞 1月26日

2001年 1月25日
通巻 1066号

 陸上自衛隊西部方面隊と米陸軍による日米共同方面隊指揮所演習の訓練開始式が25日、熊本市八景水谷の北熊本駐屯地であった。26日から31日まで、日本が外国の攻撃を受けた際の共同作戦を想定し、24時間体制で本格的な総合訓練をする。
 共同会見では、作道総監が「日米両部隊の相互理解と意思疎通を深め、共同対処能力を高めたい」と抱負。ジョンソン司令官は「在日米陸軍と陸上自衛隊の共同演習の中で最も重要な演習で、日米の共同関係の基盤」と同演習の意義を語った。
 今回の想定について、作道総監は「(朝鮮半島や中台関係など)国際情勢の変化は考慮に入れていない。シナリオはこれまで通り公開できない」と述べ、ジョンソン司令官も同調した。同演習は実動訓練とは異なり、コンピューターや地図を使い、指揮官らが作戦の立て方などをシミュレーションする。
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 国民の税金を使って、建て前は日本を守る演習でありながら、「国際情勢の変化は考慮に入れていない。シナリオはこれまで通り公開できない」とは。こういうノーチェックの環境から外務省の公金使い込みのような不正が生まれる。

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人民新聞社

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