反ガイドライン軍事情報

「兵力削減で基地縮小を」

4000人参加し、県民大会

琉球新報 4月26日

2001年 4月15日
通巻 1074号

 海兵隊削減による米軍基地の整理縮小を求める「県民総決起大会」が25日夕、那覇市の与儀公園で約4000人(主催者発表)が参加して開かれた。実行委員会主催で、100万人を目指した海兵隊削減要求の署名運動で約144万人の署名が県内外から寄せられたことが報告された後、海兵隊削減などを求める決議を採択した。大会後は国際通りをデモ行進し、相次ぐ事件や事故に怒りの声を上げた。
 決議は(1)海兵隊を含む兵力削減による米軍基地の整理縮小(2)米軍人・軍属の徹底した綱紀粛正と人権教育を含む万全な再発防止対策(3)基地従業員の雇用対策と米軍用地主の補償、返還跡地の環境浄化に対する責任ある対応(4)日米地位協定の抜本的な見直し―を求めている。
 大会は、北谷町で発生した連続放火事件など相次ぐ米兵による事件・事故に抗議し、過重な米軍基地の負担を減らすことが趣旨。県議会が1月、全会一致で可決した米海兵隊削減要求決議を受けて、連合沖縄などが呼び掛けた。
 実行委では、ブッシュ米政権の誕生で米国防戦略計画が見直されることもにらみ、100万人署名運動と併せて取り組みを進めてきたが、超党派は実現しなかった。
 大会で実行委員長の玉城清連合沖縄会長は「全国から143万人を超える署名が集まった。小泉新内閣が発足する予定だが、署名と決議を基に県民の総意を訴え、沖縄の基地問題の解決を図りたい」と訴えた。
 署名運動を支援した連合中央から根本良作国民運動局長も出席し、鷲尾悦也会長のメッセージを代読。「海兵隊の蛮行に県民の怒りは頂点に達している。連合の800万組合員の取り組みと県民世論の高まりを、政府に訴えたい」と表明した。

 海兵隊削減による米軍基地の整理縮小を求める「県民総決起大会」が25日夕、那覇市の与儀公園で約4000人(主催者発表)が参加して開かれた。実行委員会主催で、100万人を目指した海兵隊削減要求の署名運動で約144万人の署名が県内外から寄せられたことが報告された後、海兵隊削減などを求める決議を採択した。大会後は国際通りをデモ行進し、相次ぐ事件や事故に怒りの声を上げた。
 決議は(1)海兵隊を含む兵力削減による米軍基地の整理縮小(2)米軍人・軍属の徹底した綱紀粛正と人権教育を含む万全な再発防止対策(3)基地従業員の雇用対策と米軍用地主の補償、返還跡地の環境浄化に対する責任ある対応(4)日米地位協定の抜本的な見直し―を求めている。
 大会は、北谷町で発生した連続放火事件など相次ぐ米兵による事件・事故に抗議し、過重な米軍基地の負担を減らすことが趣旨。県議会が1月、全会一致で可決した米海兵隊削減要求決議を受けて、連合沖縄などが呼び掛けた。
 実行委では、ブッシュ米政権の誕生で米国防戦略計画が見直されることもにらみ、100万人署名運動と併せて取り組みを進めてきたが、超党派は実現しなかった。
 大会で実行委員長の玉城清連合沖縄会長は「全国から143万人を超える署名が集まった。小泉新内閣が発足する予定だが、署名と決議を基に県民の総意を訴え、沖縄の基地問題の解決を図りたい」と訴えた。
 署名運動を支援した連合中央から根本良作国民運動局長も出席し、鷲尾悦也会長のメッセージを代読。「海兵隊の蛮行に県民の怒りは頂点に達している。連合の800万組合員の取り組みと県民世論の高まりを、政府に訴えたい」と表明した。

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人民新聞社

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