反ガイドライン軍事情報

沖縄が反基地運動のけん引を

国際平和会議開催

沖縄タイムス 4月29日

2001年 5月5日
通巻 1075号

 「東アジアの平和と沖縄の役割」をテーマにした東アジア国際平和会議(主催・社大党、後援・第二院クラブ、協賛・宇都宮軍縮研究室など)は28日、佐敷町の沖縄厚生年金休暇センターで開かれ、4ヵ国と沖縄代表の基調報告の後、討論などが行われた。中国、韓国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の参加者は「沖縄を平和運動のメッカに」「アジアの反基地運動をけん引してほしい」と、アジアの中の沖縄の役割に期待を表明した。
 基調報告で、韓国カトリック大学の李三星教授は東北アジア非核地帯化構想を提唱し、「沖縄はその美しさに見合う本来の役割に戻るべきだ。沖縄は日本の一部でありながらも、日本の境界を超える東アジア全体の国際主義的なけん引車の役割がある」と指摘した。
 李南柱朝鮮問題研究所所長は「朝米関係と南北関係の劇的転換は21世紀北東アジアの平和の希望だ。米軍基地が集中し、朝鮮半島と東北アジアの安保情勢に敏感にかかわる沖縄の将来も、このことと大きく関連している」と述べ、関係改善の芽を大事に育てるべきだと訴えた。
 何連生・中国国際交流協会副総幹事、宇野峰雪弁護士の基調報告の後、浅井基文明治学院大学教授、韓国の反基地運動家の金容漢氏、金明守・朝鮮総連中央本部国際局部長、文徳盛・中国国際交流協会副主任、島袋純琉大助教授が発言し、参加者による討論も行われた。

「特集」トップへ戻る

人民新聞社

このページは更新終了しております。最新版は新ページに移動済みです。