反ガイドライン軍事情報

自衛隊誘致反対を決議
宮古女性ネット活動展開

沖縄タイムス 6月10日

2001年 6月5日
通巻 1078号

 「下地島への自衛隊誘致を問う」宮古女性ネットワーク(友利賀代世話人代表)は9日、平良市内で女たちの集いを開き、「祖先がはぐくんできた、かけがえのない島の生命を基地と引き換えにすることは絶対に許せない」などの反対決議を採択。今後、反対の署名活動を宮古圏域で実施し、町や県に要請行動を展開していくことを確認した。
 会場には伊良部町民をはじめ約100人の市民らが参加。地元の主婦らが意見発表し「軍事利用を許したら、将来大きな悔いを残す」「女性の立場から行動を起こし反対の声を広げたい」と訴えた。
 同町に住む女性会社員(39)は「いったん基地を受け入れれば、もう取り除くことはできない。子供たちのためにもみんなと一緒に反対していきたい」。また、同町で農業を営む40代の夫婦は「米軍機の強行着陸以後、町民の間で不安が高まっている。この町をきな臭い地域にしたくない。反対の意思を明確にし流されてはいけない」と多くの賛同を呼びかけた。
 基地・軍隊を許さない行動する女たちの会代表の高里鈴代那覇市議が講演し「新ガイドラインで自衛隊が来れば、米軍が必ず軍事利用することは明らか。町の姿勢は時代に背を向け、逆行して歩こうとしている」と批判した。

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