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更新日:2009/03/24(火)

[反貧困] 首切り職員村で無期限ストライキ

国立大学で大量雇い止め

2月23日から京都大学の時計台前で、「京都大学時間雇用職員組合=ユニオン・エクスタシー」がストライキを行っている。「首切り職員村」と看板が掲げられているストライキの現場では、エクスタシー組合員や支援者たちが連日泊まりこんでいる。

京都大学は04年の国公立大学法人化の際に、今後雇う非常勤職員は5年で自動的に雇い止めをする、という規程を作った。今年の3月には、その5年目にあたる最初の職員が、大学側の発表した限りでも約100人解雇される。これからも、大学で働いている全職員の半数である2600人の非常勤職員のうち、法人化以降に雇った1300人が次々と解雇されていこうとしている。

しかし、この解雇は業務縮小のためではなく、解雇した分はまた新たに雇い入れるのだという。エクスタシーによれば、この解雇と雇い入れは、非常勤職員の低賃金を維持するためのものだ。京都大学で働く非常勤職員の年収は130万円から140万円程度、そんな低賃金で働き続ければ当然不満の声が出てくる。そうして不都合なことが起きてくる前に入れ替えて、低賃金を維持しようとしているのだ。

このような非常勤職員の労働条件の問題は法人化する以前からあり、大学職員のなかには何十年も働いている非常勤職員もいる。ユニオン・エクスタシーは、この長年にわたる労働条件の悪さは、そもそも非常勤という働き方が主婦のパートの仕事とされていたための明らかな女性差別に基づいているとして、雇い止め撤回と同時に待遇改善も要求してきた。

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