人民新聞オンライン

タイトル 人民新聞ロゴ 最新版 1部150円 購読料半年間3,000円 郵便振替口座 00950-4-88555┃購読申込・問合せはこちらまで┃人民新聞社┃TEL (06) 6572-9440 FAX (06) 6572-9441┃Mailto:people@jimmin.com
反貧困社会編集一言政治海外情報投書コラムサイトについてリンク過去記事

 吉澤さん(中央)は、韓国で「原爆の火」を灯すキャンドルナイトをやってくれる夫妻に出会えた。そのご夫妻は、多数の在韓被爆者がいる陜川在住で、韓国に平和公園を作る計画を進めているという。
 12月5日、在韓被爆者388人が、広島・長崎・大阪各地裁に国家賠償を求めて一斉提訴した。旧厚生省の通達で援護措置の対象外とされ精神的苦痛を受けたとの訴えだ。
 韓国原爆被害者協会の金龍吉会長は、「当時は同じ日本人だったのに、戦後は長く差別されてきた。お金の問題ではない。一言でいいから謝罪して欲しい」と語っている。
更新日:2008/12/31(水)

[情報] 釜山-広島「原爆の火」灯すキャンドルナイト
日韓共同クルーズピース&グリーンボート2008

周到な準備重ね、「恨」に向き合う

63年間燃え続ける「ヒロシマ原爆の残り火」。これを韓国に運んでロウソクに火を灯し、「日本と韓国の両国の悲しみや恨みを超えた平和な心で一つにすることに挑戦する」催しが行われた。題して「Candle Night Pi:ce」。

アメリカによる日本への原爆投下は、残虐な大量破壊兵器の使用であると同時に、アジア人民にとっては日本帝国主義の支配を終わらせたと評価する声もある。日本・韓国・朝鮮、そして在日韓国人/朝鮮人と、それぞれが抱く原爆への感情。その多様な思いの中で、韓国で「原爆の火」を使ったキャンドルナイト。同実行委員会・代表の吉澤武彦さんに話を聞いた。(編集部)

泣き崩れる参加者も

「Candle Night   Pi:ce」(以下、キャンドルナイト)は、日本のNGO「ピースボート」と、韓国の「環境財団」の共催による日韓共同クルーズ「ピース&グリーンボート2008」の一企画として行われた。

もともと、2003年から夏至・冬至の日の夜に、環境問題を訴える「100万人のキャンドルナイト」が行われていた。昨年11月、原爆の残り火が今も燃え続けていることを知った吉澤さんが、「これでキャンドルナイトをやったらどうだろう?」と考えついたことから、「原爆の火キャンドルナイト」は始まった。「原爆の火」をキューバに分灯し、世界に平和を訴えていこうという「世界ともしびプロジェクト」も進行中だ。

今回の企画について吉澤さんたちは、「主催者がしっかり準備しなくては、内容が軽くなってしまう」と、事前の準備を早くから始めた。まず「原爆の火」を釜山と広島に運ぶ「ピースフレンド」を募集。東京の女子大生2人と、大阪の在日韓国人青年Sさんが名乗りを上げた。

広島の被爆者団体を訪問し、韓国では、日本に対する「恨」を肌で感じるためにナヌムの家、独立記念館等を訪問。在日コミュニティーへの聞き取り調査をまとめ、報告もおこなった。

参加者は、元慰安婦が「日本のことは嫌い。話したくない!」と語る「恨」の重さ、今なお侵略や被爆で負った心の傷を抱える人々の姿の前に、立ち止まりそうになりながらも、「覚悟と自信を持ってやろう!」とキャンドルナイト実現に向けて進んでいったそうだ。

続きは本紙 【月3回発行】 にて。購読方法はこちらです。
[HOME]>[ 情報 ]


人民新聞社 本社 〒552-0023 大阪市港区港晴3-3-18 2F
TEL (06) 6572-9440 FAX (06) 6572-9441 Mailto:people@jimmin.com
Copyright Jimmin Shimbun. All Rights Reserved.