人民新聞オンライン

タイトル 人民新聞ロゴ 最新版 1部150円 購読料半年間3,000円 郵便振替口座 00950-4-88555┃購読申込・問合せはこちらまで┃人民新聞社┃TEL (06) 6572-9440 FAX (06) 6572-9441┃Mailto:people@jimmin.com
反貧困社会編集一言政治海外情報投書コラムサイトについてリンク過去記事
更新日:2005/05/13(金)

[政治] 「利権の巣」=箕面市政めぐり市民派市長イジメる多数派野党

編集部より

藤沢純一氏(五六)は、大阪府箕面市の市長だ。昨年八月の当選以来、「市民派市長」として市民の注目と期待を集めているが、現在、議会内で八方ふさがりの状態に置かれている。

藤沢氏が助役を指名しても、議会が同意しない。また公約に掲げていた、市長などの退職金の減額や、ごみ減量市民委員会設置を盛り込んだ予算案を提案しても、ズルズルと審議を引き延ばされた上に否決。

さらに市役所内において、必要な情報を市長に上げないようにされているという。こんな異様な「藤沢叩き」の実態を追った。(編集部 小比類巻 新)

野党の抵抗で八方ふさがりの市民派・藤沢市長

昨年八月、箕面市長選で現職の市長を破り、市民派の藤沢純一氏が当選した。また同時に行われた市会議員選挙(定数二五)でも、立候補した市民派候補五人が全員当選し、箕面市政の情況は、大きく様変わりしたのだった。

それまで箕面市では、三一年にわたって役人出身者が市長の座についていた。自公民をはじめ、商工会議所・医師会から市職・教組にいたるまでの数多くの団体・組織が相乗り支援し、それが市民不在の利権構造となっていた。

藤沢氏は当選時、次のようにコメントしている。

「利権の巣であった箕面市役所にやっと市民の目が、市民の手が入ることになりました。これでやっと市民が納めた税金が一円の無駄もなく使われ、私たちの生活の利便性を高めることができます」

「藤沢憎し」一色の多数派野党

首長・議会ともに一新された箕面市議会。主に自公民を中心とした野党は、藤沢氏との対決姿勢を露骨に打ち出した。「箕面市議会始まって以来の傍聴者数」といわれるほど、議会のチェックに訪れた市民の目の前で、その野党が何をやったのか。もう少し詳しく見てみよう。

@市長・助役・教育長などの「特別職」の退職金を減額するという市長提案…市長・二四〇〇万→九六〇万円、助役・一二五二万→五〇〇万円、教育長七三九万→三〇〇万円にしようというもの→議会:「減額の算定基準が不明確だ」「もっと時間をかけて議論すべき」と九月議会で「継続審議」扱いにされる。一二月議会で市長案は否決、代わって出された議員提案が可決された。市長・九一二万円、助役・六二六万円、教育長四八〇万円に。

A藤沢氏が指名した助役選任を否決→議会:「市長が批判してきた、前市長の下で活躍した人物を指名するのは、ご都合主義、利用主義だ」「そもそも市長の公約は、特別職の公募と女性の特別職実現だったはず」。現在も、議会での藤沢氏はサポート役の助役が決まらないため、ぽつりと独りで座っているような状態…。

B三〇人規模学級実現のための教員増員を盛り込んだ予算案…国から「教育特区」の認定の内示も受けた→議会:「どうして一年生だけなのか」「現場が混乱する」として否決。

税収不足や開発事業で公約を路線修正?!

藤沢市長への二つの評価 「頑張れ!」と「しっかりしろ!」

続きは本紙 【月3回発行】 にて。購読方法はこちらです。
[HOME]>[政治]


人民新聞社 本社 〒552-0023 大阪市港区港晴3-3-18 2F
TEL (06) 6572-9440 FAX (06) 6572-9441 Mailto:people@jimmin.com
Copyright Jimmin Shimbun. All Rights Reserved.