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更新日:2004/09/30(木)

[政治] 9.11の真犯人は誰なのか?

『テロリストは誰?』

もうすぐ三年目の九・一一がやってくる。思えばこの事件から始まった「対テロ戦争」によって、なんと多くの無実の人が殺されてしまったことだろう。どれぐらいの人が負傷し、手足を失い、失明し、やけどをし、劣化ウランの放射能や金属毒性による健康被害に苦しみ、子や親や配偶者や兄弟姉妹を亡くして絶望しているのだろう。

振り返れば、私がグローバルピースキャンペーンを始めたのも、この事件がきっかけだった。報復戦争に向かって全力疾走するアメリカ政府と、アフガニスタン報復を九割弱が支持したアメリカ市民。なんとか戦争を回避したくて、「アメリカの新聞に平和の意見広告を出そう」と呼びかけた。

その後、アメリカは多くの無実の人を殺し、私たちの定義する「テロリスト」になってしまった。それを支持した日本政府や、政府を支持する人々、そしてそれを許している私自身も同罪ではないのか。イラクから次々届く幼い子どもたちの無残な写真を見るたびに、私は胸が締めつけられる。

しかし、アメリカ政府が自国の利益のために第三世界の無実の人々を殺したのは、別に九・一一以降に始まったことではない。それ以前からずっとアメリカ政府は同じようなことをしてきた。中東・東南アジア・中南米・アフリカ諸国などで。

そのことを追求したのが、ドキュメンタリー映画集『テロリストは誰?』。六月八日に日本語版が完成して以来、注文は相変わらず殺到していて、発送が追いつかない。

多くの人から要望があった『テロリストは誰?ガイドブック』もついに完成した。シナリオを完全収録し、各章ごとに歴史的背景を説明したものだ。希望者のためにこの記事の最後に振込先を記しておく。

9.11を変えるビデオ 陰謀説を裏付け

『テロリストは誰?』に描かれていることが理解できたら、次に見てほしいドキュメンタリーは『九・一一 IN Plane Site』。現在、日本語版を製作中だ。

タイトルの邦訳は、まだ決まってないが、サブタイトルは、直訳で「九・一一は世界を変えた・このビデオは九・一一を変える」。これまで私は数十回この作品を見たが、ショックなどという言葉では表現できないほど、衝撃的な内容だ。

ペンタゴンに衝突したのが旅客機ではない、というのは聞いたことがある人も多いだろう。ペンタゴンに激突したアメリカン航空七七便(ボーイング七五七型機)の写真も映像も、一切存在していない。衝突した直後に開いた穴は五bほどしかなく、両翼の幅が四〇b以上もある機体が衝突したとは考えにくい。

この作品はそれに加えて、世界貿易センターに突っ込んだ二機の旅客機も、実際は商業用旅客機ではなかったことを示唆している。激突直後、FOXニュースのレポーターが「飛行機には窓がありませんでした。貨物機でしょうか。空港では見たことがない機体でした」とコメントしているが、それは私たちが信じている「アメリカン航空七七便と、ユナイテッド航空一七五便がテロリストにハイジャックされ、世界貿易センタービルに次々と激突した」という話と食い違う。

それだけでも大変なことだが、激突の瞬間の映像をスローモーションにすると、機体の下に何かミサイルのようなものを積んでいるのが映っている。そして、機体がビルに突っ込む直前に何かが発火し(爆発か?)、その直後に飛行機が突っ込んでいる。

この作品の作者は、結論を何もいわない。証拠の映像を何度もいろいろなアングルから繰り返し見せて、見た人がそれぞれ自分で考え判断してくれ、というスタンスだ。それだけに、見る側はより注意深く見ざるを得なくなる。

平和は真実と正義の上に訪れる

「九・一一陰謀説」は前からいろいろとあった。しかし、この作品を見たあとは「説」ではなく、実際に「陰謀」があったと考えるのが妥当であり、それならなおさら「真犯人を知りたい」と、誰もが思うであろう。これまでアメリカ政府の自作自演説を否定してきた人は、少なくともこの作品を見て、考えなおす必要がある。

九・一一がアルカイダによるテロでなかったなら、アフガニスタンやイラクの人々や戦った兵士たちは、何のために傷つき、死んでいったのか。 パレスチナ問題の解決を目指し、そこから中東和平をもたらそうとしている元米海兵隊員のケン・オキーフは、来日の際にこんな言葉を残していった。

「平和はいきなりやってこない。まず真実が明らかにされ、すべての人に正義(公正)がもたらされ、それからはじめて平和が訪れるのだ」。

私たちが『戦争中毒』や『テロリストは誰?』を日本語に訳し、『九・一一 IN Plane Site』を日本に紹介しようとしているのは、最初の一歩の「真実を明らかにする」の一部を担っているのだろう。そして、ケン・オキーフが提唱している「P10K」(パレスチナに一万人の西洋民間人を結集させ、停戦監視活動をする計画。〔www.p10k.net〕)はその次の一歩の公正さ(正義)をもたらすことを担おうとしている。その先にはじめて、本当の平和が実現するのかもしれない。

ハーモニクスプロダクション

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