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編集一言2009年05月ログ

映画『THIS IS ENGLAND』
 「THIS IS ENGLAND」という映画がくる。舞台は1983年のイギリス。フォークランド戦争後、11歳の少年がスキンヘッドになっていく物語。底辺層の少年たちにとって、未来は見えにくい。勉強ができるとか、スポーツができるとか、ハッキリ自分を評価できるものをもっている少年と違って、自分を誇れない子どもは「男らしさ」や「民族」に誇りを求める。
 暴力でしか自分の「気持ち」を表現できない少年に、右翼が語りかける。「民族を誇れ! イングランドが誇りだ! 移民がやってきて、われわれの富を奪っている! やつらを追い出せ!」と。ジャマイカ発祥の音楽「レゲエ」に乗りながら、ジャマイカ人を差別する白人の若者たち。
 頭を丸刈りにすることの意味は何なのか。答えは簡単ではない。「男らしさ」と「耐えること」に何らかのつながりがあるのか。
 底辺の男にとって「民族」の持つ意味の大きさは、少し前に観た映画「イースタン・プロミス」にも表れていた。暴力もすごい。こちらは今のイギリスが舞台で、ロシア移民が主役だ。そしてやはり、「男らしさ」も重要な要素だった。。
 自己表現や自己評価の基準点を「民族」におくと「右翼」となり、基準点を「労働者階級」におくと「左翼」になる。「THIS IS ENGLAND」を見ながら思った。(A)
2009年05月07日更新
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西松献金事件
 小沢西松献金事件を胡散臭い、と感じている人は実に多いと思う。警察から日頃から「厄介者」扱いを受けている者にとっては尚更そう感じる類のものである。東京地検特捜部も人材不足で、程度がかなり悪くなっているのだろうか。喜ばしいことではあるが。
 政治の変革を考える時、外交では対アメリカ・中国との関係をどう変えていくのか、内政的には工業偏重を革め、1次産業の活力をどう取り戻すか、などは今後ますます政治の争点となっていく重要な課題だ。新しい時代を展望するには、戦後の60年余りを根本から疑い、反省する視点が欠かせない。今日は昨日の延長、明日は今日の続き、といったことではますます腐っていく度合いを深めていくだけである。
 小沢民主党代表は、その中味の評価は別にして、時代に向き合って発言している点では評価できる。自民党の麻生とは雲泥の違いがある。
 もうトックに自民党は歴史から消えていておかしくない政党なのに、なぜか存在しつづける。「なりたがり屋」をおだてて、祭っておけば、程度が悪い分「支配的な勢力」にとっては操縦し易いのだろう。そんな自民党も年貢の納め時で、風前の灯火の麻生政権下で仕掛けられた事件であることを思えば、誰が見ても「何か変な事件」としか思わない。明白な政治的意図をもった「公権力の濫用」としか言いようがない。こんなことで人々を騙せると思うな、馬鹿にするな、と言いたい。 (S)
2009年05月04日更新
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貧困という概念
 貧困という概念について考える。『哲学の貧困』の時代には、工場労働者に対してあからさまに暴力的な資本家が存在した。いま資本はシステムとしてより暴力的になっており、貧富の差は圧倒的に大きいがそれが見えない。
 絶対的貧困がこの国から消滅している。確かに貧困は相対的なものだ。高度な工業生産力を持ってしまったこの国は、もともと豊かな自然に恵まれた農業国である。だからお金がなくても豊かに暮らす条件はある。
 自給自足25年の農家に泊めてもらった。この友人は賃労働を拒否して自給自足の百姓を目指したので、村の稼ぎ仕事にも応じなかった。だから日本の相対的最貧困層である。そこで生まれ育った二十歳に届かない子と話をした。
 「相手の言うことに反発したら負けだ、相手を受け入れて初めて良かったと思える」敗者の哲学である。自給的暮らしは、学校に行かずに立派な知恵を身につけることができる。いま何が一番怖い?「それは知らないこと。パレスチナで子供たちが死んでいくこと、中南米で原住民が戦っていること、そんな事実を知らないままの自分が怖い」。
 1町も有機米を作っていて、いまだ手植え、手刈り。そして手除草。せめて冬水田んぼと米ぬか除草をしたらと提案した。「なんで楽しい草とりをなくしてしまうの?」と言われた。町の反貧困運動は、どこで近代を越えるのか?(I)
2009年05月01日更新
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