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編集一言2007年12月ログ

「国防」「反テロ」「国際貢献」の内実
 米民間軍事会社=ブラックウオーター社の警備員が銃を乱射してイラク民間人一七人を射殺した。イラク政府は同社の国外退去を決定したが、米政府が拒否、やむなくイラク政府はグリーンライン内の操業のみを認めるとした。
 日本では、守屋前次官が収賄で逮捕される。「国防」「反テロ」「国際貢献」の内実は所詮こんなもの。これに怒らない右翼も信用に値しない。(H)
2007年12月31日更新
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農的な文明
 ついこの間まで「暑い、暑い」と言っていたのに、もう寒い北風が吹き始めた。ここ15年の気候変化で、次第にさわやかな秋がなくなり、有機農業の畑では、夏の虫が10月になっても野菜を食い荒らしていた。地球温暖化はしっかりと畑にやってくる。
 それでも秋冬野菜は届き始めている。この週1回のボックス野菜には、生産者のお台所日記がついていて、「我が家は、その時、畑にある野菜だけで台所をやりくりしている」。そして「大根・白菜などの大きな野菜が続くかと思いますが」我が家ではこんな献立です、というメニュー提案がある。ここで消費者は、同じ品目を多様なメニューで食べこなすことを通して、畑の自然と豊かにつながっている。
 当たり前だけれど、これは少量多品目で生産・出荷しているからできること。こうした農と食のあり方を、自給経済の復権という角度から再評価し、さらに地産地消といった顔の見える地場流通のあり方を交換経済の拡張という視点で捉え返したい。
 ここには、グローバルに引き起こされた地球環境悪化、それと不可分に展開する世界市場経済に対抗する道が示されている。自給・交換経済を拠点として市場経済にできるだけ頼らない「農的なくらし」に励みつつ、一万年の収奪的な農業文明のあり方を「農的な文明」へと転換する。最近、とみに「農を変えたい!」と思っている。(I)
2007年12月30日更新
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